今月は残念ながらランク外になってしまった、トップ100常連の名作をご紹介します。
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学問に行き詰まったフォースタスは魔術を学ぶことにし、メフィストフェレスと、魂を引き渡す代わりに24年間メフィストがフォースタスの命に従うという契約を交わす。フォースタスを救おうとする善天使と、魔術に引き入れようとする悪天使との葛藤があった後、メフィストはフォースタスに見せ物として七大罪に対面させる。 まずローマ教皇庁に潜り込み、枢機卿に化けて一騒動を起こし、次に姿を消して教皇の食べ物や飲み物を奪い取り、はては教皇を殴打する。次に神聖ローマ皇帝にアレクサンドロス3世(大王)とその妃の姿を見せて、寵を得る。それを妬むものから不意打ちをかけられるが難なきを得、かえって彼らの頭に角を生えさせて復讐する。最後にトロイ戦争のきっかけとなったヘ レンを愛人にする。 期限が切れると、契約を守り神に許しを乞うことなく、地獄に落ちてゆく。学者たちは、学生たちとともにフォースタスを手厚く葬ることにする。
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未来の地球で人類は不老不死を達成した。すでに一世紀以上生きてきたジュールズは、ディズニー・ワールドのマジック・キングダムに住んで、スタッフとして働くという長年の夢をついに実現した。ともに働くガールフレンドのリルは、彼の15パーセントの歳で、ふたりは幸せな日々を送っている。だが、彼を思いもよらぬ事件が待ちうけていた...ディズニー・ワールドで働く不老不死のジュールズの冒険を描く、ユーモアSF。
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ロバート・W・チェンバースの代表作にしてクトゥルー神話の原点、待望の新訳版!! 自殺が合法化された世界で、狂気の野望に取り憑かれた男の顛末を描く「名誉修繕人」。大理石に変じた恋人を巡る芸術家たちの幻想譚「仮面」。不気味なオルガン奏者からの逃亡劇「ドラゴン小路にて」。不吉な夢に追い詰められてゆく恋人たちの悲劇を描く「黄の印」。呪われた戯曲『黄衣の王』を軸に、日常を侵食する邪悪なるものの恐怖を、不穏で緻密な筆致で描く4連作。著者チェンバースの代表作にして、怪奇文学に決定的な影響を与えた傑作ホラーサスペンス。
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町に、金ぱくでおおわれ、サファイアの目、ルビーの柄の剣をもつ幸せな王子の像がたっていた。ある夜、仲間と別れた一羽のツバメが王子の像にとまった...。表題作の他「漁師とその魂」など三編を収録。小学校上級~。
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アメリカの独立を「理」と「利」の両面から大胆かつ鋭く論じたトーマス・ペイン(1737‐1809)の『コモン・センス』(1776)は、刊行されるや空前のベストセラーとなり、その半年後に発表された「独立宣言」の内容に多大な影響を与えた。歴史を動かしたまれな書物の一つと評価されている思想史の古典。
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Doctrina Christiana
Project Gutenberg
キリシタン教理の入門書。1549年(天文18)のザビエルによる伝来以来,教理書邦訳の試行錯誤のなかでキリシタン版として出版された。
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植字工として世に出たフランクリンは、持ち前の植字・印刷術と文筆の力量をもとに印刷業から新聞、出版へと事業を広げ、さらに社会改良へと乗り出していく。人任せを嫌い、実務をいとわぬ「善きアメリカ人」の母型を伝える18世紀の古典。